「長く使って素材に味が出て、そして愛着が増していく」そんな住まいをお渡ししたい。
設計事務所「春摘」の日々を綴ります。
人生によりそう仕事

先週 プレゼンを済ませた住まい手 K さんとは

 

プランの方向性などを少しづつ 相談かけていましたので何も大きな

 

変更要望はなく、これから詳細の設計へスムーズに入っていけるようです。

 

(初めて顔合わせしたのは2月。ここまでで もう8ヶ月ですね)

 

 

そんなタイミングで 今日は私から住まい手 K さんへこんなメールを送りました。

 

+++

 

さて、◯◯日にお返事いただきたい宿題です(次回打ち合わせ)



新しい家に住むタイミングで 今度こそは実現させたい暮らし。


数日間、よく考えていただいた上で
優先順位 上位3つに絞り お答えください。

直接 住宅建築に関わることでなくても大丈夫ですよ。
 

 

+++

住まいを替えるというタイミングで これからの暮らしへの夢が

 

みなさん きっとあると思うんです。それは、健康になりたい!とか

 

ゆっくりとご飯を作りたい、とか 思考がクリアになりたい!

人にもっと会いに行くようになりたい!片付けが上手になりたい!

 。。。かもしれず、

 

家の設計にどこまで落とし込めるかはまだ分かりませんが、今度こそ

 

なりたい自分。そして家族 そんな姿を住まい手さんと共有することで

 

できる限りご家族に寄り添いたいな、と考えています。

 

 

 

話変わって。

 

 

 

 

別の住まい手 H さん。土地を購入したのでと、

 

新築の依頼をしてくださったんですが この頃新築を建てることへの

 

ブルーな気持ちが強まっているというご連絡。ふむふむ。

 

 

 

きっと、資源を使うことや、使いまわしたものでないものを使うことへの

 

漠然とした 罪悪感、今まで経験したことのない価格帯の話。

 

に対するしんどさなど をお持ちなのかなと思いました。

 

もしも、家を建てることが わくわくする楽しみな出来事とならないんなら

 

一旦ストップしてもいいし、もっと家の規模を小さくすることはできないか、

 

とか投げかけていました。

 

 

 

ご夫婦でご検討された今週末。

 

週明け 本日のメールでは

 

+++

 

お陰様で、現時点ではビルディングブルーはまったく解消され、

 

「どんなふうにできるだろう!?」とワクワク感に巻かれているので、、、、

 

+++

 

と きています。いろいろ考え、一休みしながら 大きなプロジェクトの

 

完成に向かわれたらいいと思っています。そのために、私は 揺れる心に

 

付き合う設計士でありたいし、建築の技術やデザインだけではない

 

人の心によりそって そのご家族にとっての 一番のチョイスが見えてくるように

 

一緒に伴走していきたいな!って 家を作るという大きな大きなできごとを

 

ゆっくりじっくりと付き合っていきたいと思います。

 

 

 

今 関わっている仕事が全て 唯一無二のもので私の人生にとっても

 

いろんな気づきがあるプロジェクトが多く、ここからの数年、私もとても

 

楽しみです。

 

ゆっくりと進めて参りましょうー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| あたまのなか | 15:48 |
師匠 三澤 康彦さんのこと

去年のこと。

 

新緑がまぶしい5月初旬。師匠 三澤 康彦さんの突然の訃報。

 

 

 

ここ5年ほど、春には大輪の芍薬を贈ってくださっており

 

まさにそのときもわが家のリビングで毎日 その美しい花を楽しんでいる

 

ところでした。

 

 

 

初夏をむかえるたび 大輪の芍薬を十数本。しかも師匠から!

 

 

 

 

厳しくも愛情一杯で 木造設計のありかたや、仕事との向き合い方を

 

教えてくれた康彦さん。亡くなられる一週間前にやりとりしていた

 

最後となってしまったメール。

 

 

 

 

 

仕事もかわいくて仕方ありません。

 

でれでれの性格ではありませんのでといいつつかわいいのは事実ですが。

(初孫さんの話題をしていたので、お孫さんのこと)

 

衰えなどと気弱なことはきんくです、。

私など64歳ですが。

 

大輪の花を咲かせてください。

 

 

 

 

 

大輪の花。

 

 

心の奥のほうにずっしりと届いていますよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| あたまのなか | 13:12 |
大人になること
娘が4年のときに 学年のみんなで作った詩。

こどものころに、大事なことってほとんど分かっているんですね。







わたしも そんな大人でありたい。



+++






大人になること
それは 体が大きくなること
できることがふえるということ


すてきな大人
それは いろいろなことに挑戦する人
物事に一生懸命取組む人
最後まで自分の行動に責任をもつ人
自分にうそをつかない人



わたしはそんな大人になりたい








大人になること
それは 自分自身について考えるようになること
人と分かりあうこと



すてきな大人
それは人の心が分かる人
困っている人に手を差しのべられる人
誰かのためにがんばれる人
人の思いをいやせる人



わたしはそんな大人になりたい




大人になること
それは大きな夢をもつこと
日々  自分をみがいていくこと





すてきな大人
それは笑顔がすてきな人
家族や友達を大切にする人
命を大切にする人
夢に向かってがんばる人


わたしはそんなすてきな大人になりたい















 
| あたまのなか | 07:47 |
スタンス
はじめて見積もりを依頼した 庭師さん(面識はありました)

諸情報および図面を送りました。




後日。

「近くにいくので立ち寄ります!」という突然の連絡をいただき

事務所にて打ち合わせ。

すでに見積もり現場の視察を済ませ、希望および提案を含めた

仕様の打ち合わせ。見積もり段階なのに、このスタンス。



すばらしいです。コストもまとまってお仕事ご一緒

できるといいのですが。



++++



話変わって。先日 実家へ泊まってきました。

父は73歳ですが、今も第一線で仕事をしています。

びっくりしたのが、朝の勉強時間。



起床から 朝食までの小一時間は勉強。



文献を読み、マーカーをひき、付箋をつけて自分の仕事の現場に

フィードバック。いつまでもその姿勢。

わが父ながら尊敬! と思いました。




ちなみに彼の夕食後は…    

マージャンタイムです。






 
| あたまのなか | 15:09 |
風をかんじる


雨上がりの今日、風が部屋を通り抜け 窓辺の風鈴がおごそかに

なりひびいています。





外では、葉擦れの音が。



風をかんじるのが最高に気持ちよい新緑の頃。





 
| あたまのなか | 15:40 |
自然
 
ただ刈り取ったあじさいがこんなにきれいなことに朝から感激。




自然にまさるものなどなにひとつないのだ。




依然、自然の摂理に大きく矛盾することをする政党。





3月11日の出来事は大きな間違いをはっきりと気づかせてくれるための自然からの

メッセージだったと思うのに。







| あたまのなか | 10:57 |
花を活けて


先日 Tさんファミリーからいただいたお花のアレンジを自分で活けなおす。

「うん!けっこう決まった。」と少し目線の高い棚において満足したと同時に

苦すぎる想い出がふと頭をよぎる・・・



前の事務所での修行時代(20代中盤)、雑誌撮影の手伝いをしにいったときに

「違う少し右!いき過ぎだ!!」「センスがないなぁ・・・」「まったく何をやらせてもダメだなぁ」

「言ってもわからないのか!」  「まっすぐ持て!」 「今、すぐに設計辞めろ!」

「表情にしまりがないなー・・・」


と罵声をあびて、萎縮しながら動いていたのを想い出す。


仕事終わりで、飲みに行ってあれだけ泣かされたのも あの時が最初で最後。



そして、今 わたしはここにいるな。


※今日はちょっと暴露話になってしまいましたー
| あたまのなか | 10:53 |
髪をきりました
 今週、ひさしぶりに髪をきりに堀江までいきました。




もう20年近くここで髪を切っています。

(たまに違うところで切ったりもするのですが)

基本パーマは好まないので カットだけでなんとなくおさまるところや

スタイルの持ちがよいというお兄さんの腕が好きで、

少し遠いけど足を運んでいます。



ビルの2階の一室でされてて、看板なし。というお店です。

座って「けっこう短めで」とか、「昔の子供のような」とか

いうと、あとはおまかせです。今の流行りとかは一切 話題にでません。

作業ごとにスタッフが代わるお店だと、挨拶ばっかりしてて、気も遣うし苦手ですが、

ここは お兄さんひとりだけでトータルでみてくださいます。

そういうスタンスがわたしは好きです。



それから、今 お気に入りの歯医者さんも 歯科衛生士の方がおらず

歯科の先生が全工程をひとりで丁寧にみてくださいます。

多分、ひとりあたり30分の枠をとっておられます。かなり珍しいですよね。



年齢を重ねるごとにそういう 丁寧な仕事(職人気質)に惹かれてきているなと

感じるとともに、自分の仕事もいつでもそうありたいなと改めて思うのでした。








| あたまのなか | 21:41 |
思い出
 

夏がおわりそうです。以前は夏になるとなんだか元気が出て好きでしたが、このごろの

関西の暑さといったら 厳しすぎます・・・



さて、夏の思い出を。


母方の祖父母は鳥取の智頭で杉を育てたり、それを製材したりする仕事をしていました。


祖父母には孫が14人いて、夏休みには大きな合宿所さながらでとても楽しかったのを

覚えています。工場(こうば)の2階には おがくずの山があり、そこに倒れ込んで遊び

削りたての杉の香りをむねいっぱいに吸い込んだものです。


また、おじいさんが山に枝打ちに行くときには「ついてくるか?」と誘われ、

本を持って 杉山で涼しくすごしました。帰る頃には ブト にたくさんかまれてひどく腫れて

いました。


たくさんの楽しい思い出の中でも一番は、大勢で食べるバーベキューでした。

庭の一角に 電動ノコギリの刃(多分直径80cmぐらいはあったと思うのですが)を

おじいさんがセットしてくれてそれを鉄板がわりに使っていたのでした。

お肉が焼けたら おばあさんお手製の 「にんにくがききすぎたタレ」を 辛い!辛い!と

いいながらつけて ほおばりました。


ずいぶんむかしのはなしになりましたが、鮮明に覚えている 夏のひとコマでした!
| あたまのなか | 16:32 |
春摘について

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